■第一回応援コメント 大河内一桜
僕にとっては、「機動戦士ガンダム」のネクスト――でした。
クールで、渋くて、大人で、格好良くて、ミリタリーで、人間ドラマで。そういうアニメがまた来た！ と熱中したものでした。
ATもステキ！ 人間の顔をしてないところとか、リベット打ちとか、主人公メカも敵メカも一緒とか、いつまでたってもボトムズって名前のメカが出てこないところとか(笑)。
あと次回予告。「終戦」「暗転」「恩讐」……と漢字二文字のヤツがいいんですよね。「遡行」という単語はこれで覚えたくらい。「キリコが飲むウドのコーヒーは苦い」なんて、予告になってるのかなってないのか分からない予告も大好きでしたし。
久しぶりに見るのを楽しみにしてます。
プロフィール
アニメ脚本家・ゲームデザイナーなど。主なシリーズ構成作品に「OVERMANキングゲイナー」「プラネテス」「あずまんが大王」「魔法先生ネギま！」がある。
■第二回応援コメント 雨宮慶太
ロボットアニメ直撃でない世代の自分が、最初にカッコイイ！！と叫んでしまったのがボトムズのソルティードッグです。多分あの作品で、ギュ‐イイ‐‐‐ンとかボシュ！！とかズダダダダダ！！がすりこまれたのは間違いない。
あの概観から想像できないすばやい動きがとてもリアルで衝撃だった。イラストは当時の記憶だけをたよりに描いた脳内そるティードッグ。たくさんプラモをつくったので、思いのほかそれらしく描けたのだが、レッドショルダーのペイントだけが左右違っていた！！
残念！！
リアルバトル一回戦負け切り！！！！。
プロフィール
有限会社クラウド代表。監督、脚本、イラストレーターとその活動は多彩。
「未来忍者 慶雲機忍外伝」「ゼイラム」「仮面ライダーZO」等の監督、「魔法少女隊アルス」では原作を手がける。
■第三回応援コメント 押井 守
「ボトムズ」は当時駆け出しの演出家だった僕に、アニメが子供だけのものではないことを確信させてくれた作品であり、またアニメの歴史を画する作品のひとつである、といっても過言ではありません。その意味で今回のDVD-BOX発売の意義は大きく、むしろ遅きに失した感すらあります。バンダイビジュアルは今まで何をしていたのでしょう。がしかし、その怠慢を責めるよりは満を持していたのであろうと善意に解釈し、今回の発売を喜びたいと思います。
バンダイビジュアルさん、早く送ってください。アマゾンで買っちゃうぞ（嘘です）。
プロフィール
映画監督
主な監督作品に「GHOST IN THE SHELL／攻殻機動隊」「イノセンス」など多数。
また、オリジナルビデオアニメや実写映画の監督の他、テレビゲームやコミックの原作など執筆活動も行なっている。
■第四回応援コメント 山口 宏
高校生の頃に夢中になった『装甲騎兵ボトムズ』。アニメ雑誌の一ライターとして仕事を始めた頃、その衝撃を、当時（87年頃）流行していたゲームブックにしたいと考えて、『装甲騎兵ボトムズ外伝・復讐の惑星シド』を書き上げました。ところが運命とは不思議なもの。その本を執筆する際、アドバイザーとして参加をお願いした高橋良輔さんから、まさか「今度ボトムズの外伝を作るので、シナリオライターとして参加しないか」という電話を頂くことになろうとは！そんな経緯で自分の脚本家デビュー作となったのが、ボトムズの外伝となる『機甲猟兵メロウリンク』。すなわち『装甲騎兵ボトムズ』によって、その後の自分の人生が決定付けられた訳です。
とにかく思い出深く、また感謝の念の尽きない作品。今回DVDでリニューアルということで、もちろん自腹で購入させて頂きます。
そして『機甲猟兵メロウリンク』も、続いてDVD化されないかなぁと、密かに願ってみたり……（笑）。
プロフィール
雑誌の編集＆ライターを経て「機甲猟兵メロウリンク」で脚本家デビュー。
代表作に「新世紀エヴァンゲリオン」「アルジェント・ソーマ」など。自らが原案を務めた「ゲートキーパーズ21」では絵コンテ・演出も含め監督業も手がける。現在、OVA「きらめき☆プロジェクト（脚本）」を準備中。